通訳案内士とは・・・・

私は通訳案内士という資格を持っています。

しかし、これまだ使えません。

この資格を活用して、通訳案内士として働くためには、各自治体(私の場合は東京都)に登録の届け出をする必要があるのです。

この届出が、直接役所にもっていかないといけないという・・・・平日働いている身としては何とも悶々としてしまうのですが、なんとか休みを活用して書類をそろえることができたので、今月中には有給を取って申請に行ってこようかと思っています。

 

さて、この通訳案内士という資格ですが、

つい最近までは、この資格がないと有償で旅行者をガイドすることができませんでした。つまり、この資格なく有償でガイドをすると違法だったわけです。

しかし、昨今の増え続ける外国人旅行者の数と、ガイド数の不足、これから東京オリンピックなどを見据えて、この決まりが緩和され、今は資格なしでもガイドが可能となりました。

では、なぜ、通訳案内士という資格試験がまだあるのか・・・・というと、やはり、ガイドの質の確保等の大人の事情があるようです。この法改正に伴い、有資格の通訳案内士は5年おきの研修の受講が必須になりました。

また「通訳案内士」と名乗るのも、この資格を持った人のみです。

 

全国通訳案内士や地域通訳案内士などがありますが、

詳細を知りたい方は以下観光庁HPをご覧ください。

 

www.mlit.go.jp

私が持っている資格は全国通訳案内士の資格です。

 

私は仕事上、通訳案内士の方とかかわる機会も多く、

自分の英語力と、試験の内容も今後の仕事に生かすことができると思い資格を取得しました。

 

通訳案内士試験

私が受けたころの通訳案内士一次試験は、歴史・地理・一般常識・語学でした。

現在はこれに「案内実務」が加わりました。

私の場合は語学がTOEIC免除でしたので、歴史・地理・一般常識の3科目。

3年前に受けた時に、地理および一般常識は合格で、歴史のみ不合格でした。

一度合格すると次の年は免除になるため、2年前に歴史のみ受験し合格。

その後、二次試験で面接となります。

 

私の試験の詳細や勉強法に関しては後々書いていきたいと思います。

 

この試験は年に一度ですので、不合格の科目があると1年待たなければいけません。

 

すでに今年度の募集は終了してしまっていますが、

試験の詳細や、科目免除の詳細(TOEIC以外にも、センター試験免除や旅行業取扱管理者など、様々な免除項目があるので、試験を受けてみたい方は要確認です!)が確認できます。

https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/operation_h30.pdf

 

確かに、法改正がされて資格なしでもガイドは可能ですが、

自由度が増した今だからこそ、有資格通訳ガイドの質をさらに向上させ、

日本を訪れる人々に快適な訪日体験を提供していかなければいけないなと思ってやみません。